間違えやすい「別途」と「別個」の違いを解説

「別途」と「別個」という言葉は、日常会話やビジネスシーンでよく使われます。しかし、それぞれの意味や使い方を正しく理解していないと、誤解を招くことがあります。
たとえば、ビジネスメールで「費用は別途お知らせします」と書くのと、「費用は別個にお知らせします」と書くのでは、ニュアンスが異なります。前者は追加情報があることを示し、後者はまったく別のものとして扱うことを意味するため、適切な場面で使い分けることが重要です。
本記事では、「別途」の意味や語源、類語との違い、ビジネスシーンでの正しい使い方について詳しく解説します。さらに、ビジネスメールや契約書、請求書などでの具体的な使用例を交えながら、適切な表現を身につけられるようにしていきます。
言葉の正しい使い方を理解することで、よりスムーズなコミュニケーションを実現できます。それでは、「別途」について詳しく見ていきましょう。
目次
- 1 この記事には広告を含んでおります。
- 2 別途とは?意味・使い方・類語まで徹底解説
- 3 「別途」の語源と由来
- 4 一般的な使い方と例文
- 5 ビジネスシーンでの活用方法
- 6 「別途」の正しい使い方と間違えやすい表現
- 7 「別途」と「別個」の違い
- 8 「別途に」と「別途で」どちらが正しい?
- 9 「別途」と「別に」の使い分け
- 10 ビジネスメールでの「別途」の使い方と例文
- 11 「別途連絡します」の正しい使い方
- 12 クライアントへのメール例文
- 13 社内コミュニケーションでの応用
- 14 「別途」が使われるシチュエーションと具体例
- 15 契約書や請求書での「別途」
- 16 料金・費用に関する「別途」
- 17 法律や規約における「別途」
- 18 「別途料金」の意味と具体的な事例
- 19 「別途料金が発生する」とはどういうこと?
- 20 旅行・宿泊での「別途料金」
- 21 サービス業界での「別途料金」
- 22 「別途対応」とは?意味とビジネスシーンでの使い方
- 23 「別途対応」の定義
- 24 顧客対応における「別途対応」
- 25 メールや文書での「別途対応」の表現方法
- 26 「別途」の類語・言い換え表現
- 27 「別個」「別扱い」「個別」の違い
- 28 フォーマルな場面での言い換え例
- 29 カジュアルな場面での言い換え例
- 30 「別途」の英語表現と使い方
- 31 「別途」に相当する英単語
- 32 ビジネスメールで使える英語例文
- 33 ネイティブが使う「別途」の表現
- 34 「別途」を使いこなして、正しい日本語を身につけよう
- 35 「別途」を正しく使うためのポイント
- 36 実際に使ってみよう!練習問題
- 37 まとめ:場面に応じた「別途」の使い方
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別途とは?意味・使い方・類語まで徹底解説

「別途」の語源と由来
「別途」という言葉は、漢字の構成からも分かるように「別の」「他の」という意味を持つ「別」と、「方法」「手段」などを意味する「途」が組み合わさってできています。すなわち、「別の方法で」「別の手段で」といった意味合いを持つ言葉として用いられています。
辞書を引くと、「別途」は「他のものとは別にすること」や「特に別扱いとすること」と定義されています。このように、「別途」はあるものとは区別して別に用意することを指し、ビジネスシーンでは特に「別途連絡」「別途費用」「別途対応」などの形で頻繁に使われます。
たとえば、契約書で「送料は別途ご負担ください」と記載されている場合、「送料は商品代金とは別に請求される」という意味になります。このように、金銭や手続きの場面でよく使われる言葉のひとつです。
一般的な使い方と例文
「別途」という言葉は、さまざまな場面で使われますが、特にビジネスシーンでの使用頻度が高いです。ここでは一般的な使い方を例文とともに紹介します。
・会議の詳細は、別途ご連絡いたします。
(→会議の詳細については、後で個別に連絡するという意味)
・費用については、別途お見積もりをお送りします。
(→費用に関する情報は、他の内容とは別に提示するという意味)
・契約内容の詳細は、別途協議させていただきます。
(→契約に関する詳細事項は、改めて話し合うという意味)
このように、「別途」は特定の事項を他とは切り離して扱う際に使用されます。特にビジネスメールでは、相手に対して丁寧かつ明確な意思を伝えるために重要な表現となります。
ビジネスシーンでの活用方法
「別途」はビジネスの場面において、次のような形で使われることが多いです。
・料金や費用の説明: 「送料は別途請求いたします」
・契約や手続きの案内:「詳細な条件については別途ご案内いたします」
・スケジュールの調整:「日程については別途ご相談させてください」
たとえば、取引先に対して「お見積もりは別途送付いたします」と伝えた場合、書類が後日送られることを明確に示すことができます。これにより、誤解を防ぎ、スムーズなやり取りが可能になります。
また、社内コミュニケーションにおいても「資料は別途送付します」といった表現を用いることで、情報の伝達を効率的に行うことができます。
このように、「別途」は多くのビジネスシーンで便利に使える言葉ですが、類似表現との違いを理解しておくことも重要です。次に、「別途」と「別個」の違いについて詳しく解説します。
「別途」の正しい使い方と間違えやすい表現
「別途」と「別個」の違い
「別途」と「別個」は似たような意味を持つ言葉ですが、厳密には異なるニュアンスがあります。それぞれの意味と使い方を理解することで、適切に使い分けることができます。
・「別途」:既存のものとは別に、新たに追加されるものを指す。
・「別個」:まったく別のものとして扱われることを指す。
たとえば、契約書の説明で「送料は別途請求します」とある場合、商品代金とは別に送料が発生することを意味します。しかし、「送料は別個に扱います」と書かれている場合、送料と商品代金が完全に独立したものとして処理されることを示します。
このように、「別途」は追加的な意味合いが強く、「別個」は完全に分離されていることを強調する言葉として使われます。
「別途に」と「別途で」どちらが正しい?
「別途に」と「別途で」、どちらの表現が正しいのか迷うことがありますが、一般的には「別途で」を使うのが適切です。
・「別途でご案内します」→適切な表現
・「別途にご案内します」→不自然な表現
「別途に」は文法的には誤りではないものの、日常的に使われることはほとんどありません。そのため、ビジネスシーンでは「別途で」の形で使用するのが無難です。
「別途」と「別に」の使い分け
「別途」と「別に」も混同されやすい言葉ですが、意味に違いがあります。
・「別途」:追加的なものを示す(例:料金は別途かかります)
・「別に」:ほかのものとは異なることを示す(例:特に別に用意する必要はありません)
たとえば、「交通費は別途支給します」と言った場合、給与とは別に交通費が支給されることを意味します。しかし、「交通費は別に支給します」と言うと、何か他の手段で支給されるような印象を与えるため、適切ではありません。
このように、「別途」は追加的な意味を持つのに対し、「別に」は比較対象を明確にするニュアンスが強いことを覚えておくと、正しく使い分けることができます。
次に、ビジネスメールでの「別途」の使い方を詳しく見ていきましょう。
ビジネスメールでの「別途」の使い方と例文

「別途連絡します」の正しい使い方
ビジネスメールでは、「別途連絡します」という表現がよく使われます。これは、「後ほど改めて連絡する」という意味で、詳細を後回しにする際に便利な言葉です。
例えば、以下のような場面で使用できます。
・会議の詳細は決まり次第、別途連絡いたします。
・お見積もりの件につきましては、別途ご案内申し上げます。
このように、メールの中で「別途」を使用することで、情報を整理しながら伝えることができます。
クライアントへのメール例文
クライアントに「別途」を使って連絡する際の例文を紹介します。
件名:プロジェクト進捗のご報告
○○株式会社
○○様
お世話になっております。○○株式会社の○○です。
現在、○○プロジェクトについて進行中ですが、詳細なスケジュールにつきましては、別途ご案内いたします。
また、お見積もりについても、確定次第、別途ご送付いたしますので、今しばらくお待ちください。
何かご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
引き続き、よろしくお願い申し上げます。
○○株式会社
○○(氏名)
このように「別途」を使うことで、重要な情報を明確に伝えることができます。
社内コミュニケーションでの応用
社内でのやりとりにおいても、「別途」は頻繁に使用されます。
・資料は別途共有いたしますので、ご確認をお願いいたします。
・打ち合わせの日程は、別途調整させていただきます。
特にメールやチャットツールでは、簡潔に伝えることが求められるため、「別途」を使うことでスムーズなコミュニケーションが可能になります。
次に、「別途」が使われる具体的なシチュエーションを詳しく見ていきましょう。
「別途」が使われるシチュエーションと具体例
契約書や請求書での「別途」
契約書や請求書では、「別途」という言葉が頻繁に登場します。これは、特定の条件や料金が他の項目とは区別されることを明示するためです。
例えば、以下のような表現がよく使われます。
・本契約には、消費税が含まれておりません。消費税分は別途請求させていただきます。
・追加業務に関する費用については、別途協議のうえ決定します。
このように、契約内容の中で「別途」を用いることで、後から発生する費用や特別な条件を明確にすることができます。
料金・費用に関する「別途」
商品やサービスの価格を説明する際にも、「別途」という表現がよく使われます。
・送料は別途申し受けます。
・オプションサービスのご利用には、別途料金が発生いたします。
例えば、オンラインショップで「送料は別途かかります」と記載されている場合、商品の価格とは別に送料が必要であることを意味します。
法律や規約における「別途」
法律や規約の文書でも、「別途」が使用されることが多いです。これは、特定の条件が別に定められていることを示すためです。
・本規約に定めのない事項については、別途定めるルールに従うものとします。
・罰則規定については、別途の法律に基づき判断されます。
このように、法的な文書では「別途」が明確な指示や基準を示す役割を果たします。
次に、「別途料金」の具体的な意味や事例について詳しく解説します。
「別途料金」の意味と具体的な事例

「別途料金が発生する」とはどういうこと?
「別途料金が発生する」という表現は、基本料金とは別に追加の費用がかかることを意味します。これは、サービス業や小売業などさまざまな業界で使われる言葉です。
例えば、レストランのメニューで「大盛りは別途100円」と書かれている場合、通常の料理の価格に加えて、大盛りにするために追加で100円がかかるという意味になります。
また、スマートフォンの通信プランにおいても、「通話料は別途請求されます」といった表現が見られます。これは、基本料金に通話料が含まれておらず、使用分に応じて別途課金されることを示します。
旅行・宿泊での「別途料金」
旅行や宿泊施設の料金体系でも、「別途料金」という言葉が頻繁に使われます。
・温泉旅館の宿泊プランには、入湯税が別途かかります。
・航空券には預け荷物料金が含まれておらず、荷物を預ける場合は別途料金が発生します。
例えば、ホテルの予約サイトで「朝食付きプラン」と「朝食なしプラン」がある場合、朝食なしプランを選んだ後に朝食を追加する場合は、別途料金が必要になることが多いです。
サービス業界での「別途料金」
美容院やフィットネスジム、レンタルサービスなどの業界でも、「別途料金」が発生することがあります。
・美容院で「トリートメントは別途料金がかかります」と案内されることがある。
・フィットネスクラブでは、入会金とは別に事務手数料が別途必要になることがある。
このように、「別途料金」という言葉は、基本料金とは別に追加で費用が発生する場面で使われることが多いです。事前にしっかり確認することで、予期しない出費を防ぐことができます。
次に、「別途対応」という表現の意味と、ビジネスシーンでの具体的な使い方について解説します。
「別途対応」とは?意味とビジネスシーンでの使い方
「別途対応」の定義
「別途対応」という言葉は、一般的に「通常の対応とは別に、個別に対応すること」を意味します。主にビジネスシーンで使用され、特定の状況や要望に応じて、追加の対応が必要な場合に使われる表現です。
例えば、カスタマーサポートの業務において、通常の対応フローでは解決できない問題が発生した場合、「この件については、別途対応させていただきます」と伝えることがあります。これにより、特別な手続きを踏んで対応することを相手に明確に伝えることができます。
顧客対応における「別途対応」
企業の顧客対応において、「別途対応」は重要な役割を果たします。特に、標準的なサービスの範囲を超えた要求に対して、適切に応じる必要がある場合に使われます。
例えば、次のようなケースで「別途対応」が求められます。
・製品の保証期間外の修理について、別途対応を行う。
・特定の顧客からの要望に応じて、追加サービスを別途対応する。
・通常の納期より短縮して商品を納品するため、別途対応の調整を行う。
このように、「別途対応」という表現を使うことで、標準的な対応とは異なる特別な措置が取られることを明示することができます。
メールや文書での「別途対応」の表現方法
ビジネスメールや契約書などの文書で「別途対応」を使う際には、以下のような表現がよく用いられます。
・本件につきましては、弊社にて別途対応させていただきます。
・特急対応をご希望の場合は、別途対応となるため、追加費用が発生いたします。
・ご要望に応じて、別途対応が可能ですので、お問い合わせください。
このように、「別途対応」という表現を使うことで、柔軟な対応が可能であることを伝えつつ、必要に応じて追加費用や特別な手続きが発生することを明確にすることができます。
次に、「別途」の類語や言い換え表現について詳しく見ていきましょう。
「別途」の類語・言い換え表現
「別個」「別扱い」「個別」の違い
「別途」と似た意味を持つ言葉には、「別個」「別扱い」「個別」などがあります。しかし、それぞれの言葉には微妙なニュアンスの違いがあるため、適切に使い分けることが重要です。
・「別個」:完全に独立したものとして扱うこと。
(例)この案件は、別個に処理する必要があります。
・「別扱い」:通常とは異なる方法で取り扱うこと。
(例)この商品は特別仕様のため、別扱いとなります。
・「個別」:一つひとつを区別して取り扱うこと。
(例)会議の内容については、個別にご説明いたします。
例えば、契約書の中で「送料は別途請求いたします」と記載する場合、これは通常の料金に追加で請求が発生することを意味します。一方で、「送料は別個に請求いたします」と書くと、まったく別の請求書が発行されるというニュアンスになります。
フォーマルな場面での言い換え例
ビジネスシーンでは、「別途」を以下のような表現に言い換えることができます。
・「改めて」
(例)詳細は別途ご案内いたします。→ 詳細は改めてご案内いたします。
・「追加で」
(例)費用は別途かかります。→ 費用は追加で発生いたします。
・「新たに」
(例)この件については、別途対応いたします。→ この件については、新たに対応いたします。
「別途」を使うとやや硬い印象を与えることがあります。そのため、場面に応じて言い換え表現を使うことで、より自然なコミュニケーションが可能になります。
カジュアルな場面での言い換え例
日常会話やフランクなメールでは、以下のような言い換えが可能です。
・「あとで」
(例)別途連絡します。→ あとで連絡します。
・「別にして」
(例)この件は、別途対応します。→ この件は、別にして対応します。
・「ほかに」
(例)費用は別途かかります。→ 費用はほかにかかります。
このように、話し言葉ではより柔らかい表現に言い換えることで、相手に伝わりやすくなります。
次に、「別途」を英語でどのように表現するかについて見ていきましょう。
「別途」の英語表現と使い方
「別途」に相当する英単語
英語で「別途」に相当する表現はいくつかありますが、状況によって適切な単語を選ぶ必要があります。
・「separately」:分けて、別々に
(例)We will send the invoice separately.(請求書は別途送付いたします。)
・「additionally」:追加で
(例)Shipping fees will be charged additionally.(送料は別途請求されます。)
・「individually」:個別に
(例)The details will be explained individually.(詳細は別途説明いたします。)
・「apart from that」:それとは別に
(例)Apart from that, we will discuss the matter later.(それとは別途、この件については後ほど話し合います。)
これらの表現を使い分けることで、英語でも適切に「別途」のニュアンスを伝えることができます。
ビジネスメールで使える英語例文
ビジネスメールでは、以下のようなフレーズがよく使われます。
・We will contact you separately regarding the details.
(詳細については、別途ご連絡いたします。)
・Please note that additional fees will be charged separately.
(追加料金が別途請求されることをご承知おきください。)
・The schedule will be announced separately.
(スケジュールは別途お知らせいたします。)
このように、ビジネスシーンでは「separately」や「additionally」を使うことで、相手に明確に伝えることができます。
ネイティブが使う「別途」の表現
ネイティブスピーカーが「別途」の意味を伝える際には、より自然な言い回しを使うことが多いです。
・I'll get back to you on that separately.
(その件については、別途ご連絡いたします。)
・Extra charges may apply.
(別途料金が発生する可能性があります。)
・We can arrange that as a separate request.
(それは別途リクエストとして対応可能です。)
このように、必ずしも「separately」を使わなくても、自然な英語で「別途」の意味を表現することができます。
次に、「別途」を使いこなすためのポイントや練習問題について紹介します。
「別途」を使いこなして、正しい日本語を身につけよう
「別途」を正しく使うためのポイント
「別途」を正しく使うためには、以下のポイントを意識することが重要です。
1. **「追加的なもの」を指す場合に使う**
「別途」は、すでにあるものとは別に追加で何かが発生する場合に使います。例えば、「別途料金が発生します」は、基本料金とは別に追加費用がかかることを意味します。
2. **「完全に独立したもの」には使わない**
「別途」は、もともと関連するものに対して追加される場合に使います。「別個」は、まったく関係のないものを指すので、状況に応じて使い分けることが大切です。
3. **ビジネスシーンでは「別途で」が一般的**
「別途に」という表現は文法的に間違いではありませんが、一般的には「別途で」の方が自然な表現として使われます。
これらのポイントを押さえておけば、「別途」を適切に使いこなすことができます。
実際に使ってみよう!練習問題
「別途」の使い方を身につけるために、以下の文を適切に完成させてみましょう。
1. 会議の詳細については、( )ご案内いたします。
2. 商品の送料は、( )ご負担ください。
3. 追加の作業が発生する場合は、( )料金がかかります。
(答え)
1. 別途
2. 別途
3. 別途
このように、「別途」はビジネスシーンや日常生活で頻繁に使用されるため、正しく使えるようにしておくと便利です。
まとめ:場面に応じた「別途」の使い方
「別途」という言葉は、ビジネスシーンを中心に幅広く使われる便利な表現です。契約書や請求書、ビジネスメールなどで頻繁に登場し、追加的な情報や費用を明示する際に役立ちます。
また、「別個」「個別」「別扱い」などの類語と使い分けることで、より正確な表現が可能になります。英語では「separately」「additionally」などの表現を使うことで、「別途」のニュアンスを伝えることができます。
適切な使い方を理解し、正しい日本語表現を身につけていきましょう。
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